カフカではない。友人の企画展を土曜日(9/8)に見に行った。
友人(と自分が思っているだけで、あちらはどう思っているのやら)の橋本誠さんが、Bankart1929NYKにて企画展を開催している。「都市との対話」というタイトルだが、街のど真ん中のギャラリーではなく、海運会社が集う運河沿いの佇まいで9/17まで開催されている。
この日はアーティスト椿昇さんを迎えたトークイベントだったので、気になるテーマについて突っこんだことを聴けるのかと思い、何故か大友克洋作の漫画「アキラ」で予習。
しかしながらテーマというより、1アーティストがシステマティックな都市を含めた社会に対して、作品に加えどういう関わり方が可能かというケーススタディが示されたと思う。ワークショップ、資産としてアートを企業へ紹介すること、新聞欄での新旧含めた作品紹介等。それは作品という枠ではなく、作家活動(それをも作品として括るのは可能だが、ここでは保留)によって我々(私もかなり特異な人種だからこの枠には入れてもらえないかも)と等価であり、一方創造性が豊かだからかもしれないが、その旺盛ぶりに舌を巻いた。
とは言え、それは様々な事象に潜むコードや可能性を読み解く力、噛み砕けばものの見方を持っており、椿さんもそのようなことこそがアートではなくとも普通の生活においても重要とおっしゃっていた。
翻ってみて、グダグダと日常をぼやく自分の姿を悔い改めさせられた。
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