6/29/2009

M.Jに捧ぐ

これ↓



セニョール・ココナッツのカバー。詳細わからず。
彼にはこんなラテンで唄って欲しかったんだが…

冥福をお祈りいたします。
今更ですが。

6/13/2009

鉄砲玉の美学

1973年、監督:中島貞夫、脚本:野上龍雄(下)。




ヤクザ映画なんだけど、頭脳警察が音楽を提供していて、カッコいい。


オープニングのバックとラスト近くのシーンで主演の渡瀬恒彦が警官に発砲して、逃亡する際に流れる「ふざけるんじゃねぇよ」(下:オープニングのシーン)。
秀逸です。



このオープニングも結構いい。
パンタのカッティングギターとシャウトが、モンタージュショットで食→排泄→性に向かうシーンの進行具合と妙に絡んでいる。怒りの増幅が生命活動のアウトプットへと流れるかのように。
映像の切り替わりもトシのドラムに、何か知らんが、重なっているし。
この監督のショットが素晴らしいのか、考えすぎなのか。


どこかのサイトで書かれていたが、この映画のタイトルがそもそも反語的だという。
鉄砲玉とは自らの命を投げ出すことにその役割があるのだが、この映画ではそうではない。
鉄砲玉になれなかった主人公の破滅、任侠の世界からは程遠い惨めさが最後を飾る。


どこか『俺たちに明日はない』と似ている気がする。
『俺たちに明日はない』のように「バイオレンス、セックス」の刹那性は、ストーリー(映像)自体にあまり出ないものの、ショットと頭脳警察の音楽で補完しているといったところか。

DVD化を望む。

6/04/2009

泉わき血がおどる

1986年、あぶらだこ。

疲れている時に、激しいリズムの曲を聴くと疲れが倍増するが、あぶらだこに関してはその限りではない。



おそらく歌詞が「よーわからん」からであろう。
この「よーわからん」というのは、歌詞が難解とか変拍子であるからではなく、人智を超えたものを垣間見る(聴く)からなのである。

別に超越的なものを見たからといって、どうってわけではないんだけれど、
没入してしまう悲しい性なのである。私は。

だから研究してんのか、と独り言つ。
早く助成金が欲しい。

6/01/2009

ニセモノフーリガン

1993年、電気グルーヴ。

「苗字が鈴木~」なんて歌詞があるんだけど、
俺じゃん。

フラッと立ち寄ったツタヤで中古の《VITAMIN》(1993年発売:下図)が500円で売られていたので購入。
久々に自宅にて音楽鑑賞。


上記の曲には、自分を見透かされたような歌詞が多い。
「ドサクサにうまく紛れ込み、抑えが利かず血湧き肉踊る。
ちょっとそこで一暴れ、ファイトだけの流れ者」

アラサーなのに、中学時代に聴いていた曲に懐古するとは。
やや退行気味。

人間つらいことがあると、退行して現実逃避を試みるという。
つらいってわけではないが、面倒臭いことが1-2週間続いた。
まずは奨学金。
1つ目は見事、最終で落っこちる。
落ちたその日に期日が一週間に迫った奨学金に申し込む。
推薦状でまずは先生方にお願いしたり、病院で検診して血抜かれたり、10部必要なのでひたすらコピーしたりと、まぁ金と時間がかかること。

それにしても、奨学金の申請書類ってなぜあれほど膨大な量を作成させるんだろ。
「エコ」じゃないよな。
まぁ当たれば無返還だからそのまま「エゴ」になるわけだが。

あたったらとりあえず、ヤクザ仕事(港湾荷役)やめて博論に集中だな。
当たらなかったら、博士中退のヤクザってやつだ。
「インテリヤクザ」にでもなるかな。
さっきの曲の歌詞じゃないけど「ガッツのない無法者」だからまぁ難しいか。