10/31/2009

祈りなどは無駄、左腕に仏陀、右腕で弾き出す内部コンピューター

2000年、DJ Krush『Code4109』の『chie no wa』より。

イチローや松井(秀)もいいが、アメリカで侍と言えば、
彼を挙げずにはいられない。

DJ Krushは曲自体の完成度の高さもさることながら、
彼自身がプレイするDJスタイルも完成度が高く、
かつほとんどが自分でリリースした曲でプレイするという。

その中でも、あいも変わらず押し付けがましいが、
トランペッター近藤等則とのコラボ『記憶』(下)は褒め称える表現がみつからん。



つーか、他の学生みたくクラシックコンサート聴きに行けっつーの。
外国人にdenkigrooveDJKrushばかり薦めてっから、
ただのクラブ好きと認知されているみたいだ。

いちおう研究者の卵(自認)ではあるが。

10/27/2009

Apartment House 1776

J.ケージ作曲、1976年。

3年前に津田塾大学の講堂でアルディッティ弦楽四重奏団と白井剛(振付家、ダンサー)のコラボを観たことをふと思い出した。

この曲の本来の意図はアメリカ建国当初にあった教会音楽やマーチ等を断片的に集め、方向性を持たないまま全体が流れていく静謐なるハーモニーを狙っているらしい。

観賞後、酒を呑みながらとあるキュレーターが「アメリカという国家の雑多かつそれらが絶対混じりあえない風景を投影している」と述べていたが、その意見に乗る。

先週、息抜きがてら郊外に旅行したんですが、
列車で旅行中に話しかけられる。

子供をつれたマダムでしたが、「あんたイタリア人(どこがやねん!)?」
「いえ、違います」
「あーイタリア人だったら、旅行の話ができたのに」
「そうですか、残念ながら僕はイタリアには行ったことないですが、イタリアの建築は勉強してます。」
「あー勉強の話なら、いいわ。モスクワまで寝てるから起こしてね」

-会話終了。
うーん…
こっちの話きけよ。
「多様性」の国ぢゃねーのか。

この国はそんな国だと改めて実感。
マルチプルなんてこんなもんですぜ。

10/19/2009

雨が続くと仕事もせずに、キャベツばかりをかじってた

1974年、かぐや姫シングル『赤ちょうちん』より。

最近、滞在先はめっきり冷え込み、雪はまだ降らないが五月雨のような雨が断続的に降る。
入所試験に受かったものの、すぐに博士候補生試験を受けることになり、
結局自分の研究はストップ。
外国語(英語と私の場合はロシア語の二つ)と哲学(!)
しかも明日が試験なのに、この内容を聞いたのは先週の木曜日。

この哲学というのが曲者で、べつに込み入ったものではなく、
一般教養としての「哲学」のため、研究所が提示する哲学者の中から、
任意でこちらが選んでその哲学者の概要と自分の見解、自分の研究とどう結びつくかなど、
プレゼンしろだとさ。


人生で初ともいえるほど、勉強(ほとんどプレゼンのための暗記)ばかりしている。
暗い生活。学生寮に住むほかの住人は、週末クラブ通いだっていうのにな~。
連れはいませんが、どことなく暗いが青春だと思ってタイトルの歌詞を思い出す(下)。



とりあえず、若いから頑張れるとでも思っておくか。

10/05/2009

豚骨のスープを塗りたくり、鳩などを呼び寄せて、小学生集めて得意顔。

すばらしい歌詞。

2009年、電気グルーヴ、アルバム『20』より『エンジのソファー』(下)。



来週の木曜に入所試験を控えているのに、こんな動画ばかり見て、
母国に郷愁を抱いております。

相変わらず、電気はすごいと舌を巻いている次第です。
俺が小学生の頃からやっているのに、
新鮮さ見事に保つこのクオリティ。

研究においても、自らの考えを常に新鮮であるかのように、
否、核になる部分をいかに新しく見せることができるかと
これを見て一石投じられた気になった。
非常に参考になる。


まぁ、無意味な思索だな。
だって全く日本語しゃべる機会がないんだもん。
ついでにこんな画像も↓



漫画家の天久聖一によるアナログなクリップだけど、
これもすばらしい歌詞。
彼らは日本の誇るべき『king of pops』である。
と寮に住む外国人にプロパンガンダしております。


さ~テスト勉強しよっと。