3/06/2009

文字情報、是まさに文字なり。

目がシパシパする。

1つは本との距離が近いこと。
もう1つは外国語書籍が古く、インクが臭くて、目が明らかに拒否反応していること。
ファブリーズを試すが、頑固な匂いは落ちない。


来週の学会発表に向けて、話すネタのため毎晩研究対象の年代の本を読んでいる。
建築様式について発表するんだけど、対象とする時代において「建築様式は政治言説によって何でも成り得た」。
だから建築要素云々じゃなくて、「生活の快活さ、社会主義建設の熱き鼓動」の表現形態たり得なくてはならない。そうすると、装飾というものが非常に重要味を帯びてくる。

それも古典建築様式で用いられる原理からはみ出て、彫刻や絵画として認識されたかたちで。


だから建築が上位にあってそれにあわせた装飾というよりも彫刻、絵画、建築が渾然一体となるコングロマティック。こんなんができちゃいました(下:V.イオファン、K.アラビャン、1939、ニューヨーク国際博覧会、ソ連パヴィリオン)。




五十嵐太郎氏が「建築と音楽は直接的に感情を表現し得ない」ということを、どこかの言説から引用し説明を加えていたが(『建築と音楽』)、上の作品を見るとそうした論理枠から超えたものを垣間見るというか…
まだ勉強不足だな。
発表原稿と何しゃべるかきちんと考えるとするか

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