トロツキー失脚後の軍事評議会議長M.フルンゼ変死疑惑を扱ったセンセーショナルな作品(原文)。
下の写真は同名映画(1990年、E.ツィンバル監督)フルンゼ役を扮する名優V.スチェクロフ。
なんでこんな作品を思い出したかというと、留学中によくつるんでいたイタリア人の友人から年賀を頂戴したからだ。年齢も近く、日本で言うところの博士後期在籍。ピリニャーク研究。
修士のときのK学長のゼミで翻訳課題が出され、ついこの話を思い出してしまった。
近々、博士取得口頭試問があるそう。
彼女はスロベニアの国境沿い出身で今はスロベニアにいるとのこと。
スロベニア語の注意が書かれた「camel」を寮の階段で吸いながら、社会主義リアリズムの芸術政策について長々とまぁよくしゃべったもんだ。
そのときの断片。
「ピリニャークってあんたの国のスパイってことで殺されたんだよね」。
「そうなんだ、彼日本のことについて書いてるんだ『Корни японского Солнца』ってやつで。しかも『消された月の物語』の出た年に日本に来てたんだぜ。知りすぎたものは消せ。当時の鉄則じゃないか。芸術分野では。」。
よく考えると、すごい話してたな。
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